この記事では、「世話焼き」と「世話好き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「世話焼き」とは?
「世話焼き」は「せわやき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分から率先して他人の面倒を見ようと行動すること」という意味です。
2つ目は「必要以上に人の面倒を見たがり、余計なことまでしようとすること」という意味です。
3つ目は「団体や会合などの中心となって活動する人」という意味です。
「世話焼き」の言葉の使い方
「世話焼き」は名詞・形容動詞として「世話焼きだ・である」「世話焼きな人」などと使われます。
「世話+焼き」で成り立っている言葉で、「世話」は「面倒を見ること」「仲を取り持つこと」という意味、「焼き」は動詞「焼く」の連用形が名詞化した言葉で「火をつけて燃やす」から転じて「悩んで苦しい思いをする」「あれこれ気を使う」という意味、「世話焼き」で「面倒を見ようとあれこれ気を遣うこと」になります。
「世話好き」とは?
「世話好き」は「せわずき」と読みます。
意味は「自分が気に入って人の面倒をよく見ること」という意味です。
好んで人の面倒を見ることを表し、余計な事までするという意味はありません。
「世話好き」の言葉の使い方
「世話好き」は名詞として「世話好きだ・である」「世話好きな人」などと使われます。
「世話+好き」で成り立っている言葉で、「世話」は「面倒を見ること」「仲を取り持つこと」という意味、「好き」は「心がひかれること」「気に入ること」という意味、「世話好き」で「面倒を見ることを気に入ってすること」になります。
「世話焼き」と「世話好き」の違い
「世話焼き」は「面倒を見ようとあれこれ気を遣うこと」です。
「世話好き」は「面倒を見ることを気に入ってすること」です。
「世話焼き」の例文
「世話焼き」の例文は以下の通りです。
・『世話焼きな隣人からあれこれ物を貰う』
・『世話焼きな親戚から見合い話が来る』
・『親の世話焼きが過ぎて子供が一人で何もできなくなる』
「世話好き」の例文
「世話好き」の例文は以下の通りです。
・『大家さんは世話好きな良い人だ』
・『先輩は明るくて世話好きだ』
・『世話好きな性格なので保育士になる』
まとめ
今回は「世話焼き」と「世話好き」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。