「整理」と「整頓」の違いとは?分かりやすく解釈

「整理」と「整頓」の違いとは?違い

この記事では、「整理」【せいり】と「整頓」【せいとん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「整理」とは?意味

自分にとって不要なものと、必要な服や雑貨を分けることを「整理」【せいり】といいます。

この服はもう小さくて着られないので捨てる、あの鞄は使わないからフリーマーケットで売ってお金にする、リサイクルして人に再利用してもらうといった行為を指すわけです。

また、箪笥の中も季節ごとに分けて入れたり、棚の上にある本をシリーズごとに並べるのも「整理」になります。


「整頓」とは?意味

必要なものを普段使う場所にうまく整理して置くことを「整頓」【せいとん】といいます。

例えば、教科書とノートは目につく所にきちんと重ねて置き、いつでもすぐ使えるよう置いておくという行為を指すのです。

本は角を揃えて並べて、服も乱れがないようハンガーに形を整えて、色別に掛けるといった行為も「整頓」になります。


「整理」と「整頓」の違い

「整理」「整頓」の違いを、分かりやすく解説します。

必要な服や日用品、雑貨とまったく不要なものは棚にしまうといった行為を「整理」といいます。

使わないものは棚にしまい、毎日のように使う日用品や文具は身近な所に置くのが「整頓」というわけです。

ただそこに並べて置くのではなく、ノートや本は表紙を上にして、鉛筆や消しゴム、裁縫道具などは取り出しやすいよう引き出しに並べて入れるといったところに焦点を当てています。

「整理」の例文

・『整理して、何がどこに置いてあるか分かりやすくした』
・『学習机の上が散らかっていたので、整理すると気分がいい』

「整頓」の例文

・『机の上をきれいに整頓すると、前向きに仕事ができるようになった』
・『専門家が書いた本を見ながら整頓すると、部屋が快適な空間になった』

まとめ

どちらも似たような掃除の仕方を指す言葉ですが、意味に多少の違いがありますので、自分なりにうまく見比べてみるといいでしょう。

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