“prize”と“award”はどちらも「賞」を表現する英単語ですが、細かな意味や使うシーンなどが異なります。
双方の正しい使い方を理解することで、よりスムーズな使い分けができるでしょう。
この記事では、“prize”と“award”の違いを分かりやすく説明していきます。
“prize”とは?
“prize”は、名詞として「競技会などで得た賞」や「賞金」、「懸賞品」やくじ引きの「景品」、「努力して得る価値があるもの」といった意味があります。
そのほか、形容詞としては「入選した」「懸賞つきの」などの意味で使用され、動詞としては「尊重する」「高評価する」といった意味で用いられます。
“award”とは?
“award”は名詞として「賞」「賞金」などの意味があり、動詞としては「熟考・選考して与える」「賞などを与える」といった意味を持ちます。
賞に関する意味のほか、「裁判などの裁定」や「賠償の裁定金額」、「裁定する」「賠償金を認める」「許す」などの意味でも使われます。
“prize”と“award”の違い
“prize”と“award”は、授与される賞のジャンルや意味合いに違いがあります。
“prize”は競争や水泳大会など何かを競う場面で授与される賞や、くじ引きなど運で得た賞を指します。
一方“award”は審査員などによる選考や熟考を経て授与される賞を指し、功労や業績を称賛して与えられる賞を指します。
なお、“award”の方が「権威・栄誉ある賞」として使われることが多いようです。
次に、“prize”と“award”の違いを分かりやすく解説します。
“prize”の例文
“prize”は、競技会やくじ引きなどで獲得した賞や景品に使用しましょう。
・“I took first prize in the swimming race.”(私は水泳大会で一等賞を得た)
・“He drew a prize in a lottery last weekend.”(彼は先週末くじ引きで当たりを引いた)
また、動詞の「重んじる」の使い方もチェックしたいところです。
・“She prizes his personality highly.”(彼女は彼の人柄を高く評価する)
“award”の例文
“award”は、熟慮・選考を通じて授与された名誉ある賞を表現する際に使用します。
・“My favorite actress won an Academy Award for Best Actress.”(お気に入りの女優がアカデミー賞の主演女優賞を獲得した)
・“I’m extremely happy to receive this award.”(この賞を受賞できて非常に嬉しい)動詞としての「与える」の使用方法も押さえておきましょう。
・“The judges awarded him the second prize for his novel.”(審査員たちは彼の小説に二等賞を授与した)
まとめ
“prize”と“award”は一見すると似た意味を持つ英単語ですが、賞のジャンルや使用場面などに違いがあります。
双方の違いを学習して、ふさわしいシーンで使用できるようになりましょう。
ぜひ英語表現力のレベルアップに役立ててください。