この記事では、「一生懸命」と「真正直」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一生懸命」とは?
命をかけるほど本気の気持ちで物事に取り組むこと、またそのさまという意味です。
「懸命」には、力の限りを尽くすさま、全力で物事をするさまという意味があります。
「一所懸命」から派生した言葉で、今は同じ意味で使われています。
「一所」は、ひとつのところという意味です。
子どもが迷子になってしまったとします。
親としては、かわいい我が子のことが心配でしょう。
知らない人に連れ去られてしまったかもしれないし、事故にあったかもしれません。
我が子の無事が気になります。
子どもがいなくなってしまったときには、必死になって探すことでしょう。
そのときのさまが、この言葉が意味するものです。
何としてでも合格したい学校があるとします。
浪人するわけにはいかないので、今度の受験で合格しなければなりません。
このような切迫した状態のときには、命をかけるほどに頑張って勉強をするはずです。
そのときのさまも、この言葉が意味するものです。
「真正直」とは?
本当に正直なことという意味です。
少しもうそのないことをいいます。
「真」は、ほんとうの、偽りのないという意味です。
「正直」には、正しくてうそのないこと、またそのさま、ごまかしがないことという意味があります。
「真」をつけることで、強調をしています。
たとえば、冷蔵庫にあったプリンが、誰かに食べられてしまって、なくなっていたとします。
食べてしまったと思われる人に、「あなたが食べたの?」と尋ねました。
怒られたくないなどの気持ちがあり、うそをついてしまう人もいることでしょう。
しかし、この人はうそをつかず、自分が食べたと本当のことをいいました。
このようなさまをいいます。
「一生懸命」と「真正直」の違い
「一生懸命」と「真正直」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は全力で物事にあたるさま、後者はうそのないことです。
意味が異なります。
まとめ
一方は真面目に物事に取り組むさまで、もう一方は嘘のないさまで、意味は異なります。