「暗算」と「筆算」はどちらも計算方法を表す言葉です。
それぞれどのような計算方法で何が違うのでしょうか。
今回は、「暗算」と「筆算」の違いを解説します。
「暗算」とは?
「暗算」とは、「頭の中だけで計算すること」を意味する言葉です。
「暗算」の使い方
「暗算」の「暗」には「何かを参考にしたり道具を使ったりせず自分の力だけでやる」という意味があります。
何も見ずにそらんじる「暗唱」や何も見ずに思い出せるよう頭の中に刻み込む「暗記」など頭脳の力のみで果たすことを表す言葉です。
「暗算」とは自分の頭脳のみで計算することを指し、具体的には紙に計算式を書いたり電卓を使ったりせず頭の中だけで計算を終わらせることを指します。
「筆算」とは?
「筆算」とは、「紙に書いて計算すること」を意味する言葉です。
「筆算」の使い方
足し算や引き算など計算の時に式を紙に書き出して計算することを指します。
狭義では計算する数字同士を横に並べて書く式ではなく桁を揃えて計算しやすいよう縦に並べて書く計算式のことを「筆算」といいます。
一般的には10進法による四則演算を差しますが、それ以外の計算方法による計算も式を書き出して計算していれば「筆算」に当たります。
「暗算」と「筆算」の違い
「暗算」と「筆算」の違いは「やり方」です。
計算する時に道具などを何も使わず頭の中だけで計算するやり方が「暗算」、紙などに計算式を書き出して出て計算するやり方が「筆算」という計算のやり方の違いで区別されます。
紙や道具を何も使わない「暗算」のほうが「筆算」よりも難度が高く高度な計算能力を要求されます。
「暗算」の例文
・『暗算でお釣りを計算する』
・『2桁なら暗算で計算できる』
「筆算」の例文
・『丁寧に筆算する』
・『筆算なので計算の途中経過がわかる』
まとめ
「暗算」と「筆算」は計算式を書き出すかどうかの違いで区別されます。
わかりやすい基準で区別されるので憶えておきましょう。