乗り物に乗ることを意味する言葉として「搭乗」と「乗車」があります。
どちらも日常的に使う言葉ですがどのような違いで使い分ければいいのでしょうか。
今回は、「搭乗」と「乗車」の違いを解説します。
「搭乗」とは?
「搭乗」とは、「船や飛行機に乗ること」を意味する言葉です。
「搭乗」の使い方
船舶や航空機などに乗り込むことを指します。
「搭乗」の「搭」には乗せる、積み込むという意味があり人が船や飛行機などの乗り物の上に乗ることを表します。
元々は船に乗ることを意味する言葉でしたが飛行機の用語は船の用語から流用されているこものが多いこともあって、飛行機に乗ることの表現も船に乗ることと同様に「搭乗」です。
「乗車」とは?
「乗車」とは、「車両に乗ること」を意味する言葉です。
「乗車」の使い方
車輪のついた乗り物に乗ることを表します。
具体的には自動車や鉄道、二輪車や馬車など車輪で走行する乗り物に乗り込むのが「乗車」です。
外から車両の内部へと移動することを表すほか車両に乗っている状態も「乗車」と表現します。
電車の運転手やバスのドライバーなど車両を運転するために乗り込むだけでなく乗員や乗客として乗り込む行為も「乗車」に当たります。
「搭乗」と「乗車」の違い
「搭乗」と「乗車」の違いは「乗り込む乗り物の種類」です。
「搭乗」は船舶や飛行機に乗り込むときに使うのに対し「乗車」は自動車や鉄道など車輪で移動する乗り物に乗り込む時に使う、という乗り込む乗り物の違いで区別されます。
車輪のないものに乗る場合は「搭乗」、車輪があるものに乗る場合は「乗車」と使い分けます。
「搭乗」の例文
・『飛行機の搭乗手続きをする』
・『搭乗後は指示があるまで席を離れてはいけない』
「乗車」の例文
・『新幹線に乗車する』
・『5人まで乗車できる』
まとめ
「搭乗」と「乗車」はどちらも乗り物に乗ることを意味しますが乗り物の種類で区別されます。
何に乗るのかを基準に使い分けてください。