日本には全国各地に「寺院」と「神社」があります。
2つの施設にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「寺院」と「神社」の違いを解説します。
「寺院」とは?
「寺院」とは、「仏教の宗教施設」を指す言葉です。
「寺院」の使い方
仏教の宗教者が儀式や行事を執り行い仏教の信者が礼拝する仏教のための宗教施設を指します。
仏教は各宗派に分かれてそれぞれ活動していますが宗門や宗派にかかわらず仏教に分類される宗教施設はすべて「寺院」と呼ばれます。
広義では仏教以外の宗教施設も含めて「寺院」と表現することもありその意味で使う場合はキリスト教の教会やイスラム教のモスクなども含みますが、一般的には仏教の宗教施設のみを指す狭義の意味で使われている言葉です。
「神社」とは?
「神社」とは、「神道の宗教施設」を指す言葉です。
「神社」の使い方
日本の土着宗教である神道の祭祀や礼拝のための宗教施設を指します。
八百万の神を祀る神道の宗教施設なのでそれぞれ祀っている神が異なります。
神宮や大社、八幡宮や稲荷など格式や信仰対象によってさまざまなな名称が与えられていますが信仰対象や規模に関わらず神道に属する宗教施設であれば全て「神社」です。
外見的には入り口に立てられる鳥居が大きな特徴となっています。
「寺院」と「神社」の違い
「寺院」と「神社」の違いは「信仰する宗教」です。
仏教のための宗教施設が「寺院」、神道のための宗教施設が「神社」という信仰する宗教の違いで区別されます。
儀式や祭礼はそれぞれの宗教に従って行われますが多くの施設は宗教の信者以外にも解放されており見学やお参りが可能です。
「寺院」の例文
・『寺院を訪問する』
・『400年前に建てられた歴史ある寺院』
「神社」の例文
・『神社の境内を歩く』
・『神社にお参りする』
まとめ
「寺院」と「神社」はそれぞれ仏教と神道のための施設です。
建物の造りやマナーなども異なるので正しい知識を身につけておきましょう。