この記事では、「実用化」と「商用化」の違いを分かりやすく説明していきます。
「実用化」とは?
「実用化」は「じつようか」と読みます。
意味は「日常生活など、普段使う時に役立てる状態にすること」です。
多くの人達が使って便利だと思う様に作り変えることを表します。
「実用化」の言葉の使い方
「実用化」は名詞として「実用化する・した」「実用化を目指す」などと使われます。
「実」は「草や木のみ」から転じて「中身が詰まる」「そらごとでない本当の事柄」という意味、「用」は「使う」「物の働き」「必要な金や物」という意味、「化」は「前と違った姿・状態になる」という意味、「実用化」で「本当に使える状態に変えること」になります。
「商用化」とは?
「商用化」は「しょうようか」と読みます。
意味は「ビジネスとして利益を見込める状態にすること」です。
商品として売買できる様に作りかえることを表します。
「商用化」の言葉の使い方
「商用化」は名詞として「商用化する・した」「商用化させる」などと使われます。
「商」は「売買する」「利益をあげる」という意味、「用」は「使う」「物の働き」「必要な金や物」という意味、「化」は「前と違った姿・状態になる」という意味、「商用化」で「売買できる状態に変えること」になります。
「実用化」と「商用化」の違い
「実用化」は「本当に使える状態に変えること」です。
「商用化」は「売買できる状態に変えること」です。
「実用化」の例文
「実用化」の例文は以下の通りです。
・『来年までに実用化を目指す』
・『実用化された時点で特許を取る』
・『費用がかかるので実用化は難しい』
「商用化」の例文
「商用化」の例文は以下の通りです。
・『社員のアイデアを商用化する』
・『おばあちゃんの知恵を商用化する』
・『キャラクターグッズを商用化する』
まとめ
今回は「実用化」と「商用化」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
