「単身者向け不動産物件の間取りとして「1R」と「1K」があります。
2つの間取りにはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「1R」と「1K」の違いを解説します。
「1R」とは?
「1R」とは、「キッチンと居室が一体になった間取り」を指す言葉です。
「1R」の使い方
「1R」とはワンルーム、つまり1部屋だけの間取りを表しています。
調理スペースが独立した区画として区切られておらず1つの部屋の中に調理設備を設置してある間取りが「1R」です。
玄関から居室まですべてがひと続きになっている、主に単身者向けのコンパクトな物件で見られる間取りです。
仕切り壁や廊下などのスペースがなく床面積全てを室内空間として利用できるため無駄がないのが特徴ですが、全ての機能を一部屋に集約してあるので調理中の匂いが居室に流れるなどデメリットもあります。
「1K」とは?
「1K」とは、「居室1部屋とキッチンで構成される間取り」を意味します。
「1K」の使い方
寝室や居間として使う居室1部屋と調理設備を備えたキッチンで構成される間取りです。
キッチンと居室スペースは壁とドアによって区切られておりキッチンが完全に独立した構造になっています。
昔ながらの4畳半や6畳1間の物件は部屋とキッチンが区切られているので「1K」に当たります。
「1R」と「1K」の違い
「1R」と「1K」の違いは「キッチンが独立しているかどうか」です。
キッチンが独立しておらずひと続きになっている間取りが「1R」、キッチンが独立していて居室とドアで仕切らられている間取りが「1K」です。
居室の広さが同じなら「1R」よりも「1K」のほうが専有面積は広くなりますが、専有面積が同じなら「1R」のほうが「1K」よりも居室スペースが広くなります。
「1R」の例文
・『1Rのほとんどは単身世帯向けである』
・『1Rアパートに引っ越す』
「1K」の例文
・『1Kなのでキッチンは別にある』
・『古いアパートは1Kの間取りが多い』
まとめ
「1R」と「1K」は独立したキッチンがあるかどうかで区別されます。
単身者向け物件によくある間取りなので違いを知っておきましょう。