「belong」と「join」の違い(difference)とは?英語を分かりやすく解釈

「belong」と「join」の違い英語

中学校の英語では部活動などの状況と併せて習う“Belong”“Join”という動詞ですが、実際の違いはどの様な状態を表すかご存知でしょうか。

どちらもある組織や団体活動に加わる、関係するという意味は共通していますが、厳密な違いが存在しています。

この記事では、“Belong”“Join”の違いを分かりやすく説明していきます。

「Belong」とは?

実際には“Belong ”だけでは使用せず“Belong to”という表現が一般的な自動詞です。

これは『実際にある組織の一員として所属している』事を示しています。

もう少し厳密な意味としては『何かしらに付属する』や『何かの所有』という状態を示しています。

つまり、瞬間的な動作ではなく、ある一定の期間を表しているのです。

例えば“I belong to basketball club. ”(私はバスケットボール部に所属している) という文章は自分はバスケ部のメンバーであり、バスケットボール部にいるべき人物として一定期間存在しているという意味になります。


「Join」とは?

一方、“Join”は『加わる、参加する』という意味ですが、これはあくまでも行動のみについてを表す動詞です。

つまり何かに加わったり、参加したのですが、所属や付属はしていないかもしれないことをほのめかしています。

例えば『列に並んでください。』という文章を英語にするときに“Please join the line. ”とは言っても“Please belong to the line. ”とは言いません。

何故なら列に一時的に『参加する、加わる』ことはあっても部活動の様に『所属する』ことはしないからです。


「Belong」と「Join」の違い

この2つの違いは『ある一定期間メンバーとして所属する』か『一時的に参加、加わる』ではっきりと分けることが出来る動詞です。

ある程度の長い期間メンバーとして所属するなら“Belong”、一時的に参加する行動なら“Join”と覚えていただいても構いません。

「Belong」の例文

・『That picture belongs to me. 』(それは私の絵だ。=私に所属する所有物だ。)
・『Who does this bag belong to?』(このかばんは誰のものですか? =このかばんは誰に所属しているのですか?)
・『My father belongs to a baseball club near here. 』(私の父は近所の野球クラブに所属している。= 一定期間所属するメンバーである。)

「Join」の例文

・『Why don’t you come join us?』(参加してごらんよ。= 一緒にやろうよ。)
・『Hey! Would you like to join us for a drink after work tonight?』(ねえ!今夜仕事終わりに一緒に飲もうよ? =私たちの飲み会に参加しようよ?)
・『Tony refuse my invitation to join us in Florida trip . 』(トニーは私のフロリダ旅行の誘いを断った。= トニーはフロリダ旅行に加わる誘いを拒否した。)

まとめ

如何でしたでしょうか。

何かと関係や加わることを表す際は関係している期間で“Belong”“Join”で使い分ける必要があることがお分かり頂けたと思います。

是非しっかり覚えて正しい英語表現をしてみて下さい。

最後に“Belong”で注意点があります。

それは『私は会社に勤めている=私は会社に所属している』や『私は大学生である=私は大学に所属している』に“Belong”を使うことはできません。

それぞれ“I work for a company”“I am an university student”という文章の方が自然であることも覚えておきましょう。

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