この記事では、野球の「木製バット」と「金属バット」の違いについて紹介します。
木製バットとは?
木製バットは木でできており、プロ野球やメジャーリーグで用いられているバットです。
先端のボールが当たる部分が太くなっていて、手で握るグリップの部分は細く作られています。
また、グリップの部分には滑り止め加工も施されます。
木製バットの素材は色々ありますが、日本のプロ野球界ではアオダモやヤチダモなどが好まれています。
特に北海道のアオダモは寒冷地で成長したため、反発力や耐久性に優れているといわれます。
アメリカのメジャーリーグでは、ホワイト・アッシュがよく使われています。
プロ野球選手はバットにもこだわっており、毎年微妙に長さや太さを変えることも多いです。
金属バットとは?
金属バットとは、アルミニウムなどの金属から作られているバットのことをいいます。
アルミニウムに、銅や亜鉛などを加えて合金にし成形して作られます。
元々、バットには木製バットしかありませんでしたが、折れやすかったため折れにくいバットとして金属バットが開発されました。
リトルリーグや高校野球などでは、金属バットを使用します。
プロ野球では禁止されているので、金属バットを使うことはできません。
木製バットと金属バットの違い
木製バットも金属バットも野球で使われるバットですが、素材や耐久性、価格などに違いがあります。
木製バットの方が折れやすく、金属バットの方が堅いので耐久性に優れています。
また、金属バットの方が木製バットよりも、飛距離が出やすいという特徴もあります。
ボールがバットに当たった時に、堅い金属の方がはじき返す力が強くなるからです。
価格は金属バットの方が木製バットよりもリーズナブルです。
そのため予算が少ない少年野球や高校野球などでは金属バットを使用します。
まとめ
木でできておりプロ野球で使われるのが木製バットで、金属でできていて少年野球や高校野球で使われるのが金属バットです。
