この記事では、「調理師」と「栄養士」の違いについて紹介します。
調理師とは?
調理師とは飲食店などで調理をする職業で、国家資格でもあります。
調理師試験に合格するか、厚生労働大臣が指定する調理師養成施設を卒業すれば調理師の資格を得ることができます。
調理師の資格試験では、栄養学や食品学、公衆衛生学など7つの科目から出題されます。
また、受験するには2年以上の実務経験が必要になります。
調理師は、レストランやカフェ、料亭などの飲食店で働いています。
また、ホテルや旅館などの宿泊施設で働く場合もありますし、企業の社員食堂や病院、介護施設などで働く場合もあります。
料理を作るだけではなく、新しいメニューを考えたり食材の仕入れなども行います。
栄養士とは?
栄養士とは栄養指導や管理を行う職業で、国家資格でもあります。
栄養士になるには、厚生労働大臣が指定する専門学校や大学などの栄養士養成施設を卒業する必要があります。
栄養士は、病院や学校、福祉施設など栄養指導や管理が必要な施設で働くのが一般的です。
栄養バランスのとれた献立を考えたり、栄養面からのアドバイスをしたりします。
また、より高度な専門知識を有する資格として、管理栄養士もあります。
管理栄養士は、病院で療養が必要な人に対する栄養管理を行います。
調理師と栄養士の違い
調理師は料理を作るのが仕事で、栄養士は栄養指導や栄養管理を行うのが仕事です。
調理師も栄養について学びますが、栄養士ほど深い知識はありません。
調理技術に関しては、栄養士よりも調理師の方が高いスキルを持っています。
メニューや献立を考えるのはどちらも行いますが、栄養バランスに基づいてメニューを考案したり献立をたてるのは栄養士です。
調理師は美味しさや見た目の良さなどを重視してメニューや献立を考えます。
まとめ
調理師は料理を作るのが主な仕事で、栄養士は栄養指導や栄養管理を行うのが主な仕事になります。