この記事では、“barber”と“hair salon”の違いを分かりやすく説明していきます。
「barber」とは?
“barber”(バーバー)とは、理容室、床屋のことです。
また理容師を指します。
理容室は、理容師がお客さんの髪のカット、シェービングなどをおこなう店です。
“barber”または“barber syop”と呼びます。
日本では理容師法の所轄にあり、理容(髪を切って髪型を整えたりひげ剃りをしたりして、身だしなみを整えること)をおこなう施設と定義されています。
主に男性が散髪やひげ剃りをしてもらうために利用する店であり、国家資格に定められた理容師の免許を取得した人でなければ理容はできません。
利用客のほとんどが男性なのは、理容室が男性客のニーズに合っていることも理由に挙げられますが、かつては理容師法、美容師法によって男性が美容室に行くこと、女性が利用室に行くことが制限されていたためです。
現在は、女性も理容室で気軽に施術が受けられようになりました。
日本の理容室は必ず施術の中にシェービングが含まれます。
海外の理容室も、基本的には日本と同じ施術を提供していますが、シェービングをおこなわない所もあります。
「hair salon」とは?
“hair salon”(ヘアサロン)は、美容室のことです。
“salon”はお客さんに美容をおこなう店のことで、“hair salon”は髪型を美しく整える目的で営業している施設を意味しています。
ちなみに美容室は“ hairdressing salon”とも表記します。
美容室は、美容師がお客さんの髪のカット、カラーリングやパーマ、そのほかメイクや着付けといった美容に関する施術をする店です。
美容室は日本では美容師法の所轄にあり、国家資格で定められている美容師の免許を取得した人が施術をおこないます。
美容師の英語表記は“hair stylist”です。
理容師法、美容師法により、かつては美容室は女性を対象とした施術をおこなうことが義務付けられていました。
現在でも大半のお客さんは女性ですが、男性が利用できる美容室も増えてきています。
「barber」と「hair salon」の違い
“barber”と“hair salon”の違いを、分かりやすく解説します。
“barber”は理容室、“hair salon”は美容室です。
“barber”は理容師が髪のカット、ひげ剃りなどの利用をおこなう施設、“hair salon”は美容師が髪のカット、パーマやカラーリング、着付けなどの美容をおこなう施設となっています。
それぞれに許可されている施術は法律で定められており、ひげ剃りができるのは“barber”で、着付けやヘアメイクなどができるのは“hair salon”といった違いがあります。
男性が行くのは“barber”で女性は“hair salon”を利用する、といったイメージが先行していますが、時代のニーズと共に両者のあり方も変化がみられ、性別に関係なく“barber”“hair salon”が選べるようになってきています。
まとめ
“barber”は理容室、“hair salon”は美容室のことです。
そもそも理容室と美容室の定義、両者の違いがわかりにくいこともあり、その違いについても説明いたしました。
互いによく似ていますが“barber”と“hair salon”では、利用できるサービスの内容が違うことを覚えておきましょう。