この記事では、「起算日」と「取引日」の違いを分かりやすく説明していきます。
「起算日」とは?
「起算日」とは期間計算を行う一日目のことです。
たとえば機材を1年間何万円でリースするという契約をした場合1年分の契約金を支払うと機材のリースが始まりますが、その機材が届いた初日が「起算日」となりその日から1年間その機材を借りられます。
実際の契約期間が1年より短い場合も長い場合も初日は同じく「起算日」です。
しかしそういった取引期間の一日目を指す言葉なので、一定期間のリースや一定期間の保証と言った期間が関わる取引でしか使われません。
「取引日」とは?
「取引日」とは取引を行った日付です。
なんらかの商品を購入あるいは売却するとその日の日付がその商品の「取引日」になります。
企業の取引では品物のやり取りと実際の金銭のやり取りが別の日に行われることも多いですが、その場合は金銭を貸し借りの関係にしているという扱いなので品物をやり取りした日が「取引日」です。
「取引日」は基本的にその場で物と金銭のやり取りが完了している取引の契約にしか使われません。
「起算日」と「取引日」の違い
「起算日」と「取引日」の違いを、分かりやすく解説します。
一定期間中に何かをし続けるというような契約の一日目が「起算日」で、なんらかの取引が成立した日を指す言葉が「取引日」です。
「起算日」はこの期間中に機材を貸し与え続けるなどの何かをし続ける期間が設定されている取引にしか使われません。
一方で「取引日」は主に商品を渡したりサービスを受けさせる代わりに対価を支払うなどその場限りの取引に対して使われます。
まとめ
一回の取引が継続して続くタイプの取引初日が「起算日」で、商品やサービスを渡したその場で終わる取引が成立して終わった日が「取引日」と考えればいいでしょう。
どちらも取引の契約が成立し実行された日であり、その取引が長引くタイプかその場限りのタイプかという違いになります。
