「真実」と「信実」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「真実」と「信実」の違いを分かりやすく説明していきます。
「真実」とは?
「真実」には、「真」という漢字が用いられています。
この「真」には、嘘や偽りがないこと。
といった意味があり、「真実」にも同じような意味があります。
嘘偽りのないこと。
本当のことが「真実」になります。
類語には、「事実」や「真理」、「本当」、「リアル」などがあり、対義語は「虚偽」になります。
「真実」の使い方
「真実」には、「真実性」や「真実味」、「真実の愛」などといった言葉があります。
「信実」とは?
「信実」には「信」という漢字が用いられています。
この「信」には、嘘のないことや疑わないこと。
といった意味があり、「信実」にも同じような意味があります。
真面目で偽りのないことや打算がなく誠実であること。
これが、「信実」の意味になります。
類語には、「誠実」や「忠実」、「信義」などがあります。
「信実」の使い方
「信実」には、「信実な人柄」や「信実の愛」などといった言葉があります。
「真実」と「信実」の違い
「真実」は、嘘偽りのないこと。
正しいことを意味します。
そして、「信実」は、真面目で偽りのないこと。
誠実なことを意味します。
同じ嘘がないことを意味する言葉ですが、単に正しいことが「真実」に対し、「信実」の場合は真面目で誠実なことが含まれます。
「真実」の例文
・『やっと、事件の真実が明らかになりました』
・『私は事故の真実が知りたい』
・『話を聞けば聞くほど、真実味が増してきました』
・『彼が話している内容は真実性に欠けています』
「信実」の例文
・『彼の信実な人柄が気に入りました』
・『彼女のご両親に結婚を認めてもらうため、信実を尽くす』
・『彼の信実の愛は、いつまで続くのだろうか』
・『彼を好きになったのは信実な人だと思えたからです』
まとめ
同じ読み方でも用いられる漢字によって、以上のような違いが発生します。