「真意」と「本意」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「真意」と「本意」の違いを分かりやすく説明していきます。
「真意」とは?
「真意」とは、本当の気持ち。
意向といった意味があります。
その人が心の中で思う本当の気持ちを意味するため、表面的には確認しにくいといった点がポイントです。
表面上には現れていない本当の気持ちや表しにくい気持ちを意味する言葉になります。
言い換えれば、「誠の心」や「本心」、「胸中」、「腹づもり」などとなります。
「真意」の使い方
「真意」の場合、「真意を探る」や「真意をくみ取る」、「真意を明かす」などといった形で用いられます。
「本意」とは?
「本意」とは、本当の気持ち、本来の意志、もとからある考え、などといった意味があります。
その人がもともと思っている、願っている、考えている、気持ちを意味する言葉になり、その人自身が思う正確な思いといった意味が強い言葉になります。
言い換えれば、「考え」や「本当の目的」、「本当に気持ち」などとなります。
また、対義語は「不本意」です。
「本意」の使い方
「本意」の場合、「本意ではない」や「不本意ながら」、「本意を遂げる」などといった形で用いられます。
「真意」と「本意」の違い
その人が思う本当の気持ちといった意味では同じ意味を持つ「真意」と「本意」。
そのうえで、「真意」には、人の内面にある隠れた本当の気持ちを意味する言葉になり、「本意」は人が願う気持ちといった意味が含まれます。
この点において、2つの言葉には違いが生じます。
「真意」の例文
・『生徒の真意をくみ取ることも教師にとって大切な仕事です』
・『反抗期真っ最中の息子の真意を探ることは難しい』
・『親友だけには真意を明かしました』
・『両親に私の真意は伝わらないようで悲しい』
「本意」の例文
・『今回の結果は、決して私の本意ではありません』
・『今の状況は本意ではないものの、少し頑張ってみようと思います』
・『残念ながら、不本意な結果となってしまいました』
・『私の本意ではないため辞退させていただきます』
まとめ
以上のような違いがある2つの言葉になります。