この記事では、「真相」と「深層」の違いを分かりやすく説明していきます。
「真相」とは?
「真相」は「しんそう」と読みます。
意味は「あるものごとの事実や事情のこと」です。
他の人がまだ知らない、実際はどうであるのかという内容を表します。
「真相」の言葉の使い方
「真相」は名詞として「真相を知る」「真相をあばく」「真相究明」などと使われます。
「真」は「まこと」とも読み「うそのない本当のこと」という意味、「相」は「物の姿・様子」「外にあらわれた姿かたち・ありさま」という意味、「真相」で「うそのない本当の物の姿や様子」になります。
「深層」とは?
「深層」は「しんそう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「いくつにも重なっている部分の下の方」という元の意味です。
2つ目は転じて、「複雑に関係しあっているものごとの、奥に隠れている部分」という意味です。
「深層」の言葉の使い方
「深層」は名詞として「深層に至る」「深層心理」「深層部分」などと使われます。
「深」は「ふか(い)」とも読み「奥の方」「底の方」「水の奥底」という意味、「層」は「幾つも重なったもの」という意味、「深層」で「幾つも重なったものの底の方」になります。
「真相」と「深層」の違い
「真相」は「うそのない本当の物の姿や様子」です。
「深層」は「幾つも重なったものの底の方」です。
「真相」の例文
「真相」の例文は以下の通りです。
・『テレビ番組が事件の真相に迫る』
・『警察が真相は他にあるとにらむ』
・『ことの真相を相手にきちんと説明する』
「深層」の例文
「深層」の例文は以下の通りです。
・『地震予知のために地面の深層部分まで調査する』
・『土地の深層から石油が発見される』
・『深層心理に嫉妬や妬みが潜んでいる』
まとめ
今回は「真相」と「深層」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。