この記事では、“act”と“action”の違いを分かりやすく説明していきます。
「act」とは?
“act”には、3つの意味があります。
1つめは、ある意思を持って行うことです。
歩道橋を渡ろうとしている高齢者がいました。
その人は重い荷物を持っています。
それを見たある人が、歩道橋を渡るのは大変だろうと考え、高齢者の荷物を持ち、一緒に歩道橋を渡ることにしました。
これは、高齢者を助けてあげようという意志を持って行ったことです。
こういったことを「行為」といいます。
“act”は行為を意味する言葉です。
2つめは、舞台やテレビなどでの行為です。
舞台で行われる行為は演技といい、テレビで行われる行為はしばしばパフォーマンスといわれます。
3つめは、議会での正式な決定です。
議会は公選された議員で構成されており、法律などを決める話し合いが行われています。
ただ話し合うだけでなく、法律などを決める目的があり、行われていることです。
議会で正式に決定することを決議といいます。
「act」の使い方
ある意思を持って行うことを意味して使用します。
親切な行為は、人の役に立とうなどの意思を持って行われています。
協会などでの礼拝は、神に祈ろうという意志を持って行われています。
舞台での演技は、観客に演技を見せようという意志で行われています。
議会での正式な決定は、法律などを決めようという意志で行われています。
こういった行為について使用する言葉です。
「action」とは?
“action”には、6つの意味があります。
1つめは行為です。
親切な行為、口先だけの行為など人間の行動についての意味や、議会での決定など決めることについての意味を持っています。
2つめは軍事行動です。
国家が軍事力を用いて行う行動のことを意味しています。
武力を使って戦うことだけでなく、平和や安全のための活動も含まれます。
3つめは訴訟行為です。
訴訟行為は、利害の対立の解決を目的に行われる行為です。
4つめは俳優の行為です。
俳優の行為は、アクション、演技と呼ばれます。
5つめは機械や体の行い、つまり働きのことです。
機会の作動ぶりや体の身のこなし、生理作用などのことを意味しています。
6つめは化学物質の働きです。
酸に弱い金属を酸性の液体の中に入れると溶けてしまうことがあります。
これは化学物質の働きによるものです。
「action」の使い方
行為について使用をします。
親切な行為などの行為、議会で決める行為、俳優の行為、化学物質の働きなど、さまざまな行為に用いられます。
「act」と「action」の違い
どちらも行為のことを指す言葉です。
どちらの言葉も、ある意思を持って行われることの意味の行為の意味を持っています。
“action”には、軍事行為、化学物質の働きという意味もあり、この点が“act”とは異なります。
まとめ
行為の意味では同じ意味では、どちらの言葉も同じことを指していますが、その他の意味の部分に違いがあります。