「時速」と「秒速」の違いとは?分かりやすく解釈

「時速」と「秒速」の違いとは?違い

「時速」「秒速」はどちらも速度を表す言葉です。

それぞれどのような速度でどこに違いがあるのでしょうか。

今回は、「時速」「秒速」の違いを解説します。

「時速」とは?

「時速」とは、「移動する物体が1時間あたりに移動する距離で表した速さ」を意味する言葉です。


「時速」の使い方

物体がどの程度の速さで動いているかを表すには単位時間あたりの移動距離で表現します。

1時間で10km移動する自転車と1時間で30km移動するバイクを比較した場合、単位時間あたりバイクは自転車の3倍の距離を移動するので3倍の速さになります。

このような単位時間を1時間と設定したときの移動距離で表される速さが「時速」です。

その速度を1時間続けると移動する距離が「時速」であり1時間に30km移動する速さは「時速30km」と表現します。


「秒速」とは?

「秒速」とは、「移動する物体が1秒あたりに移動する距離で表した速さ」を意味する言葉です。

「秒速」の使い方

速度を1秒間維持した時に移動する距離で表した速さのことです。

一般的には1秒間である程度の距離を移動する動きの速いものに対して使う表現です。

「時速」と「秒速」の違い

運動する物体の速度を1時間あたりの移動距離で表したのが「時速」、1秒あたりの移動距離で表したのが「秒速」という違いで区別されます。

どちらも表しているのは同じ速度であり単位時間が異なるだけで本質的には同じです。

1時間は3600秒なので「時速」の1/3600が「秒速」「秒速」の3600倍が「時速」と変換可能です。

「時速」の例文

・『時速60kmで走行する』
・『新幹線の最高時速は300km以上だ』

「秒速」の例文

・『ピストルの弾丸の速度は秒速約400mである』
・『人工衛星は秒速7. 9kmで飛ぶことにより重力とつりあっている』

まとめ

「時速」「秒速」は単位時間の違いで区別されます。

どのような基準で速さを表しているのか、計算の基準を憶えておきましょう。

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