この記事では、「実力主義」と「成果主義」の違いを分かりやすく説明していきます。
「実力主義」とは?
「実力主義」とは各個人の年齢や性別などを問わず能力で優劣を決め評価する考えや制度です。
能力の評価基準としてはどのような成果を出しているかが主に参考となりますが、「実力主義」を採用している企業では業務に役立つ資格を持っていることも公的な実力の証明として高く評価されるでしょう。
実力のバロメーターとして成果の比重は大きいですが、成果を出すだけでなく各仕事の早さなど成果以外の点も加点要素になります。
「成果主義」とは?
「成果主義」とは各個人の個性ではなくその人が出す成果を見て評価する考えや制度です。
どれだけの成果を出して企業に貢献できるかが評価基準なので、本人自身は資格もなく有能ではないけれどコネが非常に強くて結果を出せるという人も高く評価されます。
逆にこれといった成果に結び付けられないならどれだけ多くの資格を持っていても評価されません。
良くも悪くも成果だけを見て個人の評価を決めるのが「成果主義」です。
「実力主義」と「成果主義」の違い
「実力主義」と「成果主義」の違いを、分かりやすく解説します。
実力を多角的に見て評価するのが「実力主義」で、成果だけを見て評価するのが「成果主義」です。
「実力主義」では業務の成果以外にも資格や仕事の早さや他の人への指導教育の上手さなどで評価されます。
しかし「成果主義」ではあくまでも成果しか評価対象にならず本人の能力が低くても要領よく成果を出せば評価され、他人を伸ばす能力があっても本人の成果が少なければ評価も低いです。
まとめ
仕事の成果は実力を計るバロメーターとしてわかりやすく「実力主義」と「成果主義」両方で重視されますがそれでも両者は大きく違うものです。
成果を出す以外の形で大きく貢献できる人もいるものなので「実力主義」の方が企業のためになるチャンスも多いですが、単純に利益を追求して経営するなら「成果主義」のほうがわかりやすいでしょう。