「実録」と「実話」の違いとは?分かりやすく解釈

「実録」と「実話」の違いとは?違い

この記事では、「実録」【じつろく】と「実話」【じつわ】の違いを分かりやすく説明していきます。

「実録」とは?意味

実話を基に本格的な映画やオリジナルのビデオを製作した映像作品を「実録」【じつろく】といいます。

本当に起こった場面をカメラで収録した映像を交えたり、その場にいた人の証言映像を織り込み、一つの作品に作られたビデオは見ている方もその世界に引き込まれる作りになっているわけです。

実話を面白く色づけするため本人と似た役者に演じてもらうのも「実録」シリーズが人気となる理由になります。


「実話」とは?意味

本当にあった話をなるべくそのまま色づけせず作品として残したものを「実話」【じつわ】といいます。

例えば、保険に入っていなかった人が交通事故を起こし、通行人を轢いてしまった後に起きた借金地獄や相手に後遺症を残したという精神的な格闘を役者が本人になりきって演じ、嘘偽りなく描き出していくわけです。


「実録」と「実話」の違い

ここでは「実録」「実話」の違いを、分かりやすく解説します。

実際にあった事実を元に、本格的なヤクザの実態に迫ったり、政治の裏を探り出すといったドキュメンタリー要素も含む作品を「実録」といいます。

少し色づけしている場面も織り込みつつ真実を暴き出し、観客も一緒に問題定義していくものを指すわけです。

もう一方の「実話」は本当に合った話をそのままに描き出し、真実を見せる作品を指します。

「実録」の例文

・『実録シリーズと書かれている作品を借りるのが趣味だ』
・『実録と書かれているヤクザ映画は刺激的鳥肌が立つ』

「実話」の例文

・『月曜日に放送した番組は難病を抱えて生きる人の実話である』
・『村に電気を通した人の実話を映画化した作品が人気だ』

まとめ

どちらも実話を題材とした作品を指す言葉ですが、内容に少し違いがありますので、自分なりに異なる点を見比べてみるといいでしょう。

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