「社運隆昌」と「商売繁盛」は絵馬など祈願に使う言葉です。
それぞれどのような意味があるのでしょうか。
今回は、「社運隆昌」と「商売繁盛」の違いを解説します。
「社運隆昌」とは?
「社運隆昌」とは、「会社の運気がますます盛んになること」を意味する言葉です。
「社運隆昌」の使い方
「社運隆昌」の「社運」は会社の運気を表します。
会社に幸福を呼び寄せる運の強さを表す言葉で、強ければ強いほど会社に幸福な出来事が起き良い結果になります。
「隆昌」は物事が栄えることを意味する言葉です。
それぞれの意味をあわせた「会社の運気がますます盛んになること」が「社運隆昌」の意味合いです。
一般的には会社の運気が上がるように祈る時に用いられる表現で、絵馬に書いたり神仏に祈願したりするときに使います。
「商売繁盛」とは?
「商売繁盛」とは、「商売が栄えること」を意味する言葉です。
「商売繁盛」の使い方
商売がうまくいくことを表す言葉で、主に商売が順調にいくよう神仏に祈りを捧げるときに使います。
とても縁起のいい言葉であり縁起物である熊手やだるまなどにも書かれる言葉です。
特に商いの神様に願をかける時に使われることが多く、七福神の一人としても知られる恵比寿様は西日本を中心に「商売繁盛」の神様として親しまれています。
「社運隆昌」と「商売繁盛」の違い
会社の運気が盛んになり良い事が起きるのが「社運隆昌」、商売がうまくいきたくさん儲かるのが「商売繁盛」という違いで区別されます。
どちらも商いやビジネスが順調にいくことを表しますが「社運隆昌」は社員が育ったり知名度が上がったりなど直接的な利益以外の幸福も含むのに対し、「商売繁盛」は売上アップやたくさんの儲けなど直接的な利益のニュアンスが強い表現です。
「社運隆昌」の例文
・『社運隆昌を祈願する』
・『絵馬には社運隆昌と書いて奉納した』
「商売繁盛」の例文
・『商売繁盛の神様をお参りする』
・『おかげさまで商売繁盛だ』
まとめ
「社運隆昌」と「商売繁盛」は似たような事柄を望んでいますが意味合いは微妙に異なります。
何を望むのかに応じて使い分けましょう。