「弱者」と「敗者」の違いとは?分かりやすく解釈

「弱者」と「敗者」の違いとは?違い

この記事では、「弱者」【じゃくしゃ】と「敗者」【はいしゃ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「弱者」とは?意味

弱い立場に追い詰められた人を「弱者」【じゃくしゃ】と呼びます。

人生において選択肢がなく、家の手伝いや子供の世話といった決められた道を与えられ、自己主張もできない女性は社会的に弱い者になるわけです。

また、貧困層の子供は学校に通えず、朝から晩まで畑仕事ばかりさせられる生活も立場が弱い者だからこそ虐げられた生活を余儀なくされています。


「敗者」とは?意味

敵対する者と張り合ったとき、見事に負かされた人を「敗者」【はいしゃ】といいます。

同じ能力を持つ者に勝てると思って向かったというのに、いとも簡単に倒されてしまったとき周囲はがっかりする気持ちと、こ馬鹿にする意味で「お前は敗者だ」と言ってからかうわけです。

それほど敗北して負けた人の情けなさを表せる言葉になります。


「弱者」と「敗者」の違い

「弱者」「敗者」の違いを、分かりやすく解説します。

権利も与えられず、自由な生活ができない人たちを「弱者」といって、いかに不平等な立場に追いやられているかを示す呼び方になるわけです。

このようなところから、職場では威圧的な態度を取り、上から目線の上司がその立場を利用して仕事を押し付ける部下に対して「弱者」といいます。

もう一方の「敗者」は強気で相手と張り合ったのはいいが、結局は負けてしまったときの情けなさを表す言葉です。

「弱者」の例文

・『自分で人生を調整できない人は弱者になりやすい』
・『社会的な弱者は大人になっても生活環境が変わらない』

「敗者」の例文

・『勝てると試合に挑んで負けた敗者は悔しくて涙する』
・『意気込んで挑戦してもいい結果を出せない敗者は追放される』

まとめ

どちらも似たような意味がある言葉ですが、最初から立場が弱い者を「弱者」といい、力があると過信して挑んだとき負けた人を「敗者」と使い分けてみるといいでしょう。

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