この記事では、「あずき水」と「あずき茶」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「あずき水」とは?
小豆をお湯の中に入れてから30分程度煮て、冷やした汁を「あずき水」【あずきすい】といいます。
煮ているとき出る泡にはサポニンというむくみを解消する成分が含まれていたり、ポリフェノールが外皮に入っているため、煮汁を冷やしたその「あずき水」にも成分が出るのです。
煮るほどポリフェノールが多く出るため、少し時間をかけて煮出すのが良い方法となります。
味をまろやかにしたいときは、最初から小豆を入れて煎るのがポイントです。
材料は1日分であれば小豆が50g、水は750ml用意します。
作り方は鍋に水と小豆を入れた後、火を通して沸騰したら弱火にして、それから30分煮た後、小豆を網でこせば完成です。
「あずき茶」とは?
脂質の代謝を改善するサポニンが多く含まれている「あずき茶」【あずきちゃ】は、食物繊維で体内の老廃物を出し、血糖値が上がりにくくします。
温めて飲むこのお茶は体を温めて、冷えを改善する効果も期待できるのです。
作り方は、乾燥タイプの小豆を洗ってから水気を切ります。
アルミホイルを敷いた天板にのせた後、7分程度オーブントースターで焼いておき、中火で水を熱した後、沸騰する前に弱火にしておくわけです。
それから10分ほど鍋で小豆を煮て、湯のみに濾しつつ注ぎます。
注意すべきことは、オーブントースターが1000wなら7分程度とワット数により焼く時間を調整するのが美味しいお茶にするコツです。
「あずき水」と「あずき茶」の違い
「あずき水」と「あずき茶」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもサポニンが多く含まれている飲み物ですが、「あずき水」はお湯の中に入れてから30分煮るので、焼くといった作業は必要ありません。
ポリフェノールをたっぷり出して飲む水であり、じっくり30分は煮るのも大事なところです。
あくは捨てずに飲めば栄養となり、残った小豆は料理に使って食べられます。
もう一方の「あずき茶」はオーブントースターで一度焼いておき、それから鍋で煮ます。
沸騰した後は弱火にしてから煮るといった工程を経て、作るお茶です。
まとめ
小豆を使った飲み物を2つご紹介しましたが、煮る時間や作り方に違いがあります。
どのような点に違いがあるか、料理サイトや動画などで見比べるのもいいでしょう。