この記事では、「苦言」【くげん】と「クレーム」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「苦言」とは?意味
相手が間違った行為したり、考えするとき正しい方へと導く言葉を投げかけることを「苦言」【くげん】といいます。
その人のためを思って、悪い状況になる前にこうした方がいいと伝えて、問題にぶち当たらないよう言及するのです。
また、悪い行為している人には「よくない」と行動させないようにして、トラブルを回避できるために伝えます。
「クレーム」とは?意味
商品に不具合があったり、不満を持つとき店に苦情を言う行為を「クレーム」といいます。
例えば、購入した服が切れていたときは返金させるためレシートと買った物を持って店に行き、店員にどこがどのように破けていたかを詳細に伝えて、最初から切れていたことを認めさせ、お金を返してもらえるよう請求するのです。
主に、使用した側が、提供する者に苦情を伝える行為を意味します。
「苦言」と「クレーム」の違い
「苦言」と「クレーム」の違いを、分かりやすく解説します。
相手に直した方がいいと伝えて、悪い状況にならないよう言及することを「苦言」といいます。
相手を心配するあまり、事前に厳しく忠告して、問題が起きないようにするのです。
もう一方の「クレーム」は、何がどのように悪いから不満だと主張する行為を意味します。
相手に落ち度があることを強く示すため、責任追及するため何が問題で解決すべきかを取り上げて伝えるのです。
「苦言」の例文
・『店側の接客対応が悪いので、指導した方がいいと店長に苦言した』
・『40歳で転職する友人に、今一度考え直した方がいいと苦言する』
「クレーム」の例文
・『購入した傘がすぐ壊れたので、店にクレームを入れた』
・『相談窓口で働くが、あまりにもクレームが多くて疲れる』
まとめ
どちらも一方的に相手へ伝える行為を指す言葉ですが、使う状況や意味に違いがありますので、自分なりにうまく使い分けてみるといいでしょう。