一週間の中で特定の時間を指す言葉として「土日」と「週末」があります。
同じような意味で使われる言葉ですがどのような基準で区別すればいいのでしょうか。
今回は、「土日」と「週末」の違いを解説します。
「土日」とは?
「土日」とは、「土曜日と日曜日」を意味する言葉です。
「土日」の使い方
月曜日から日曜日までの七日間で構成される一週間のうち土曜日と日曜日を合わせた言い方です。
学校や会社など週休二日制を採用している場合はこの二日間が休みに当たることから他の曜日と特に区別するために使われています。
「土日」以外の五日間を「平日」と呼び休日や連休になることが多い「土日」と区別します。
「週末」とは?
「週末」とは、「一週間の末尾の日」を指す言葉です。
「週末」の使い方
一週間の終わりに当たる日日を指す言葉で、一般的には会社や学校が始まる月曜日を起点とし最後の日に当たる日曜日を含む数日が「週末」に当たります。
「週末」がいつを指すのかは人によって感覚がかなり異なるので注意が必要です。
元々はカレンダー上の休みである日曜日と休みや半休になることが多い土曜日を指すという解釈が主流でしたが、現在は明日から休みになるという意味で金曜日の夜を含むという解釈も増えています。
「土日」と「週末」の違い
土曜日と日曜日の二日間のみを指すのが「土日」、週の終わりの数日を指すのが「週末」という違いで区別されます。
「土日」が二日間限定なのに対し「週末」は人によって解釈が異なる表現です。
NHK が1999年に行なった調査によると「週末」が土曜と日曜の二日間を指すと答えたのは約半数で、金曜から日曜までの三日間や日曜日や土曜日あるいは金曜日の一日のみを指すなど土日の二日以外を指すと答えた人が約半数を占めています。
「土日」の例文
・『土日は旅行に行く予定だ』
・『土日は休んで月曜から活動を再開する』
「週末」の例文
・『週末は雨が降るという予報が出ている』
・『週末なので明日の仕事を気にせず飲みに行く』
まとめ
「土日」と「週末」はよく似た表現ですが同じ意味ではありません。
人によって解釈が分かれる可能性もあるので注意してください。
