この記事では、「余地」と「余裕」の違いを分かりやすく説明していきます。
「余地」とは?
余地は、よちと読むべき言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、必要な分をこえて残るといった意味を持っている余の文字に、一定のとちや場所といった意味を有する地の文字を、加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から余地は、余っている土地や、物事を更に行うゆとり、といった意味を示すのです。
「余地」の言葉の使い方
余地は、場所が空いているといった意味で用いられる言葉となっています。
なので混雑していて座席等が空いていない場合には、座る余地がない、といった使い方がされるのです。
他にも、物事を更に行うゆとりを意味する言葉であり、再考の余地がある、といった表現で使用されたりします。
「余裕」とは?
余裕は、よゆうという読み方をするのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、あまりとか、引き続いて後に残るといった意味の余の漢字に、豊かでゆとりがある等の意味がある裕の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ余裕は、必要以上に余りがある事や、ゆったりと落ち着いている事を表すのです。
「余裕」の言葉の使い方
余裕は、まず必要以上に余りがある様を、表現する言葉として使われる言葉となっています。
予算に余裕がある、といった使い方を見掛ける事が可能です。
加えて余裕は、心が落ち着いていてゆとりがある、といった意味にも使用されています。
例えば、余裕綽々といった使用法を見付ける事が可能です。
「余地」と「余裕」の違い
余地と余裕の漢字表記を見れば、2文字目の漢字に地と裕という違いがある事を発見出来ます。
所が最初の漢字は共に余であり、表現する意味合いも近いです。
ただし余地は、必要な分まで残っているもののギリギリの状態といったニュアンスとなっています。
一方の余裕は、必要以上の分までありまだゆとりがある状態を示すのです。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字があるだけでなく、どちらも余りがある、といった意味合いを持っています。
ですが余地の方は、ぎりぎり必要な分まで残っている状態といったニュアンスになるのです。
対する余裕は、必要な分を使っても尚、ゆとりがある状態といった意味を表します。
