この記事では、“bind”と“tie”の違いを分かりやすく説明していきます。
「bind」とは?
“bind”には、5つの意味があります。
1つめは、束ねて縛るです。
人の手足や物を束ねて縛ることを意味しています。
薪を拾って家に持ち帰るとき、バラバラな状態では持ち帰りにくいです。
そのままでは、家までの道のりで落としてしまうかもしれません。
そこで、持ち運びやすくするために、何本かの薪を紐で一緒に縛ります。
このような行為が束ねるです。
2つめの意味は、人や物をひも状のもので巻くです。
腕に大きな怪我をしたとき、包帯を腕にくるくるとゆるみなく絡み付けることがありますが、このような行為が巻くです。
3つめの意味は、物を離れないように結合するです。
乾燥した土はさらさらとしていて、そのままではくっつきませんが、そこに水を加えて混ぜるとくっつきます。
小麦はそのままではさらさらしていますが、水などを加えて練るとくっつきます。
このようなことが結合で、“bind”は土を固める、調理材料をつなぐ、化学結合させる、食物や薬が腸をつまらせるといった意味にもなります。
4つめの意味は、人の気持ちを束ねるです。
人の気持ちを束ねることは、結集、団結などといいます。
5つめの意味は、束縛する、縛りつけるです。
制限を加えて自由を奪うことをいいます。
たとえば、介護が必要な高齢の親がいて、結婚をためらってしまうこともあります。
その土地を離れたくても離れられないこともあるでしょう。
これは、家族に縛られているといえそうです。
「bind」の使い方
縛ること、縛られることについて使用をします。
人の手や足を縛る、物を縛る、行動を縛るなど、さまざまな縛るがあります。
また、物を縛るとお互いがくっつくことから、結合するという意味にもなり、土をくっつけたり、調理材料をくっつけたりすることを指しても使用されます。
「tie」とは?
“tie”には、4つの意味があります。
1つめは、結ぶです。
ネクタイを結ぶ、リボンを結ぶなど、ひも状のものを結ぶことを指しています。
2つめは、人や物を結んで縛るです。
包帯を巻く、本を束ねてひもで縛る、髪を縛る、動物を縛り付けておくなどを意味しています。
3つめは、強く結びつけるです。
絆で結びついている、血縁で結びついているなどの結びつけることです。
4つめは、相手と同点になるです。
得点を競うものでは、相手と同じ得点になることがあります。
このことを“tie”といいます。
「tie」の使い方
結ぶことや縛ることについて使用をします。
「bind」と「tie」の違い
縛るという意味では、どちらの言葉も意味しているものはほぼ同じです。
“tie”には結ぶという意味もあり、この点が“bind”とは異なります。
結ぶとは、ひもなどを組んでつなぐことで、複数のものをまとめて縛りあげることとは違います。
まとめ
縛るという点では意味がほぼ同じ2つの言葉ですが、縛ること以外の意味がある点で違いがあります。