この記事では、「青虫」と「芋虫」の違いを分かりやすく説明していきます。
「青虫」とは?
チョウやガの幼虫のうち、体が毛で覆われておらず、色が緑色をしているものの総称です。
チョウやガの幼虫といっても、黒っぽいもの、目玉のような模様があるものなど、さまざまな色のものがあります。
そして、毛が生えているものと、生えていないものとがいます。
この言葉が意味するものは、さまざまな色があったり、毛の有無があったりする中でも、色が緑色で毛がないものをいいます。
モンシロチョウの幼虫がこれにあたります。
小学校の理科の授業で飼育することもある幼虫です。
モンシロチョウの幼虫はアブラナ科の植物の葉を食べます。
アブラナ科の植物とは、キャベツや小松菜などです。
植物の葉は緑色で、幼虫の体の色が緑色だと、天敵に見つかりにくくなります。
「芋虫」とは?
チョウやガの幼虫のうち、目立った毛やトゲがないもののことです。
体は円筒形をしているものが一般的です。
特にサツマイモやサトイモなど芋類の葉につく、チョウやガの幼虫のことを指します。
芋類の葉を食べるチョウやガの幼虫には、セスジスズメやエビガラスズメなどがいます。
この言葉が指す幼虫は、色がどうであるかは意味に含みません。
しかし、体が緑色をしているもの、一般的には「青虫」と呼ばれています。
また、前へ進む様子が、人が親指と人差し指で尺をとるようすに似ているものは、シャクトリ虫と呼ばれます。
「青虫」と「芋虫」の違い
「青虫」と「芋虫」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもチョウやガの幼虫で、明確な区別はありません。
一般的には、前者は体が緑色で、体が毛で覆われていないもの、後者は芋類の葉を食べるものを指します。
前者は色による呼び方です。
後者は、もともとは芋類を食べる虫のことをいいます。
まとめ
どちらもチョウやガの幼虫を意味しています。
一方は体が緑色のもの、もう一方は芋類の葉を食べるもののことです。