この記事では、「学力」と「能力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「学力」とは?
「学力」は「がくりょく・がくりき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自ら勉強することで身に付けた知識や応用力」という意味です。
2つ目は「特に、学校教育を通して見に付けた知識や応用力」という意味です。
「学力」の言葉の使い方
「学力」は名詞として「学力あがる・ない」「学力が上がる・下がる」「学力向上」などと使われます。
「学」は「まな(ぶ)」とも読み「勉強する」「研究する」という意味、「力」は「ちから」とも読み「肉体的、精神的な勢い」「その物に備わる働きや勢い」という意味、「学力」で「勉強して身に付けた働きや効果」になります。
「能力」とは?
「能力」は「のうりょく・のうりき」と読み、読み方により意味が違います。
「のうりょく」と読む場合、「ものごとを成し遂げられる働きや勢い」「法律用語で、ある事柄について要求される人の資質」という意味です。
「のうりき」と読む場合、「お寺で力仕事をする下級の僧」という意味です。
日常的にこちらの意味で使われることはほとんどありません。
「能力」の言葉の使い方
「能力」は名詞として「能力がある・ない」「能力を発揮する」「潜在能力」などと使われます。
「能」は「もものごとをなしうるだけの力がある」という意味、「力」は「肉体的、精神的な勢い」「その物に備わる働きや勢い」という意味、「能力」で「ものごとを成し遂げる働きや勢いがあること」になります。
「学力」と「能力」の違い
「学力」は「勉強して身に付けた働きや効果」です。
「能力」は「ものごとを成し遂げる働きや勢いがあること」です。
「学力」の例文
「学力」の例文は以下の通りです。
・『個別塾で学力アップを目指す』
・『あの大学は学力が高くないと入れない』
・『学力が高いから仕事ができるとは限らない』
「能力」の例文
「能力」の例文は以下の通りです。
・『彼女は事務能力が非常に高い』
・『上司は部下の能力を考えて仕事を与えるべきだ』
・『仕事は能力だけではなくやる気も大切だ』
まとめ
今回は「学力」と「能力」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。