「中間」と「中位」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「中間」と「中位」の違いとは?違い

この記事では、「中間」「中位」の違いを分かりやすく説明していきます。

「中間」とは?

二つのものの間にある部分や位置、または二つの極端なものの間にある程度や状態を表す言葉です。

例えば、「東京と大阪の中間にある名古屋」「高温と低温の中間の温度」「上位と下位の中間の順位」などのように使います。


「中位」とは?

程度が中間であること、またはそのようなものを表す言葉です。

例えば、「中位の成績」「中位の身長」「中位の商品」などのように使います。


「中間」と「中位」の違い

「中間」「中位」の違いを、分かりやすく解説します。

「中間」「中位」は、どちらも程度や順序が中央にあることを表す言葉ですが、微妙な違いがあります。

「中間」は、ある範囲や区間の中央部分を指します。

例えば、「東京と大阪の中間にある名古屋」「一年の中間にある6月」などです。

英語では “middle”“midpoint” などで表されます。

「中位」は、ある集団やデータの中で、平均的な位置にあることを指します。

例えば、「中位の成績」「中位の所得」などです。

英語では “median”“intermediate” などで表されます。

「中位」は、「中央値」と同義語としても使われます。

これは、あるデータの中の数値を大きさ順に並べたとき、ちょうど真ん中に位置する数値のことです。

例えば、「1, 2, 3, 4, 5」の中央値は「3」です。

このように、それぞれの言葉は、異なる意味を表します。

「中間」の例文

・『二人の中間に座ってください』
・『マラソンで、ようやく中間地点まで来られた』

「中位」の例文

・『このレストランは中位の値段です』
・『彼女はテニスの中位の選手です』

まとめ

「中間」「中位」の違いは、前者が位置や部分を、後者が程度や順位を表すという点にあります。

また、「中間」は時間や空間の真ん中あたりを指す「中程」という言葉と同義ですが、「中位」は中間の程度のことを指す「中央値」という言葉と同義です。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。

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