この記事では、「悪夢」と「不吉な夢」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「悪夢」とは?
人生に影響を与えるほど縁起が良くない夢を「悪夢」【あくむ】といいます。
見れば家族が病気にかかったり、事故で大怪我したなど現実的に悪いことが起こる前触れを予知する夢を指すのです。
見た者は魘され、目が覚めても酷い不快感に包まれて苦しんでしまいます。
使い方としては、「悪夢を見てから不安で眠れない」というように、いかに怖い夢であったかが伝わるわけです。
「不吉な夢」とは?
家が燃えたり、人が苦しむといった嫌な気持ちになる夢を「不吉な夢」【ふきなゆめ】といいます。
よくない前兆と思う内容を伝える言葉でもあり、これから不幸が起こる前触れとして捉えられる夢を指すのです。
このように、自分にとって良くない難題が起きると暗示するため見たくないと思う夢を指します。
ただ、はっきりこれから起きる出来事を見るというよりも、不吉とされる生き物が出てきたり、気持ち悪い声がするといった夢が多いのが現状です。
「悪夢」と「不吉な夢」の違い
ここでは「悪夢」と「不吉な夢」の違いを、分かりやすく解説します。
ひどく魘されては目が覚めてしまうほど怖い夢を「悪夢」といいます。
親しい人が死ぬ場面を見たり、好きな相手と喧嘩別れするなど、自分にとって不吉と思うような夢を指すのです。
このように、心理的にかなり傷ついたり、負荷がかかる夢が対象となります。
もう一方の「不吉な夢」は、縁起が良くないとされる生き物が出てきたり、気持ち悪い光景が出てくるのが大半です。
これから不幸な出来事が起きると強く感じる場面を見てしまいます。
「悪夢」の例文
・『兄が癌になって苦しむ悪夢を見て、心配で眠れない』
・『離婚する悪夢を見てから、夫婦関係がうまくいかなくなった』
「不吉な夢」の例文
・『不吉な夢を見てから体調を崩し、姉は寝込んでしまった』
・『墓に鴉がたくさん集まり、激しく鳴く不吉な夢を見た』
まとめ
鳥肌が立つ夢を指しますが、「悪」と「不吉」といった言葉に違いがあります。
どのような意味を持つ漢字であるかに注目して、見た夢がどちらに当てはまるか比較してみましょう。