Wifiでスマホをネットに接続している時に電子レンジを使用すると接続が切れることが稀にあります。
これは、電子レンジが発する電波が干渉することが原因です。
それでは、この「干渉」とはどういう意味でしょうか。
また、「混信」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、通信の「混信」と「干渉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「混信」とは?
「混信」とは、文字通り、「信号が混じる」ということを表す言葉です。
多くの場合は、近い周波数の電波が入り込むことによって2つ以上の信号が合わさってしまう現象のことです。
例えばAMラジオの電波の周波数は別の局で同じ周波数を使用する場合がありますが、両方が入る地域のラジオでは、両局の音が両方聞こえます。
「干渉」とは?
通信における「干渉」とは、ある電波の近くで、それに近い周波数の電波が発生すると、波が影響しあって本来の信号とは変化してしまうことを言います。
これによって、本来の機能が果たせなくなってしまうことあります。
例えば、前述の電子レンジと無線LANの例は「干渉」と呼ぶのが正しい言い方です。
通信の「混信」と「干渉」の違い
「混信」と「干渉」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、電波同士がお互いに影響することを表す言葉であることは同じです。
また、多くの人が違いを意識することなく使っており、実際の物理的な現象としても変わりはありません。
では、違いは何かというと、ラジオやテレビなどの放送に起きるのが、「混信」であり、それ以外の電波に起きるのが「干渉」です。
つまり、電波が混じることによって目や耳で捉えているものに影響が出るのが「混信」ということです。
まとめ
この記事では、通信の「混信」と「干渉」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、ここまで説明したように変わりはありません。
それでは「混線」はどうでしょうか。
これは簡単で、電話のように有線で繋いでいる機器に別の信号が混じることです。