「遭難」と「迷子」の違いとは?分かりやすく解釈

「遭難」と「迷子」の違いとは?違い

この記事では、「遭難」「迷子」の違いを分かりやすく説明していきます。

「遭難」とは?

思いがけず不幸な出来事にあうことという意味です。

特に登山や航海などで命が危険な状態にあうことをいいます。

「遭」という漢字には、であう、めぐりあうという意味があり、「難」という漢字には、わざわい、苦しみという意味があります。

このことから「遭難」には、災いにあうという意味があることがわかります。

登山に出かけたとします。

当日中に下山をして帰宅をするつもりだったのですが、下山する途中で道がわからなくなってしまい、帰れなくなってしまいました。

食糧はわずか、夜遅くになると寒さが気になり、命に危険が迫っている状態です。

このような状態を意味する言葉です。

登山や航海などを続けるのが難しい状態や、命が危険にさらされるような状態になることをいいます。


「迷子」とは?

道がわからなくなったり、一緒にいた人とはぐれること、またその人という意味です。

母親と子どもが一緒にでデパートに買い物にやってきたとします。

子どもはおもちゃ売り場を見たいようなので、おもちゃ売り場に出かけました。

たくさんのおもちゃがあり、子どもははしゃいで、勝手に行動をしてしまいました。

あちこち一人で動いたため、一緒にいた母親とははぐれてしまいました。

母親がどこにいるのか、一人で探し出すことができません。

母親も子どもを見つけられずにいます。

このような状態を意味する言葉です。


「遭難」と「迷子」の違い

「遭難」「迷子」の違いを、分かりやすく解説します。

前者は災難にあうという意味です。

とくに山や海などで方向がわからなくなり、命が危険にさらされるような状態をいいます。

後者は道に迷うこと、一緒にいた人とはぐれることです。

命の危険にさらされるという意味は含まれていません。

まとめ

一方は登山や航海などで命の危険にさらされるような状態になるという意味を持っていますが、もう一方にはこの意味はありません。

その点が大きな違いです。

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