「総計」と「統計」の違いとは?分かりやすく解釈

「総計」と「統計」の違いとは?違い

この記事では、「総計」「統計」の違いを分かりやすく説明していきます。

「総計」とは?

「総計」とはすべてを含めて合計した数字やすべてを含めて合計することです。

たとえば何かのアンケートを取ると肯定的な意見もあれば否定的な意見も出てきますし中立的な意見もあるでしょう。

そういった肯定派の数も否定派の数もどちらでもない意見の数も、アンケートに答えた人全部の数をカウントした数字がアンケート結果の「総計」となります。

全てをひっくるめた数だけを指す言葉なのでその中にどのような存在がそれぞれどれだけの割合で含まれているのかは考慮しません。


「統計」とは?

「統計」とは一定の条件に一致する集団を調べて、その結果から性質を数字で表現したものです。

「総計」の例に挙げたアンケートで例えると、アンケートの「総計」から肯定派と否定派の割合を計算してそれぞれどれくらいの割合を占めるかが一種の「統計」になります。

また結果は一つだけであっても見方を変えれば様々な「統計」を取ることが可能です。

ただし少ない結果から「統計」を取ろうとすると偏りが出て正確な数字が出ないので、ある程度まとまった数のある集団から調べる必要があります。


「総計」と「統計」の違い

「総計」「統計」の違いを、分かりやすく解説します。

一定の条件に一致する集団のすべてを合計した数字が「総計」で、その数字からなんらかの性質を調べることや調べた結果の数字が「統計」です。

「総計」は片手で数え切れる程度の小さい数字でも問題ありませんが、「統計」はサンプル数が少なすぎると偏りの影響を受けすぎて正確な結果が出ない問題があります。

まとめ

単純にすべてを合計した数字が「総計」で、それを活かして何かを調べた数字が「統計」と言えるでしょう。

「総計」は数字を足していくだけで計算できますが、「統計」はサンプルとなるものの「総計」から調べたい情報ごとに数字を抜き出した上で割合を調べるなどの数を減らす計算が必要になります。

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