この記事では、「とりとめのない」と「まとまりがない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「とりとめのない」とは?
「とりとめのない」とは、「話の目的が定まらず、だらだらと続いて結論がないこと」という意味です。
主に会話や文章において、重要性のない話題が、要領を得ないままどんどん話が進んで行く様子を表します。
「とりとめのない」の言葉の使い方
「とりとめのない」は形容詞として「とりとめのない話」「とりとめのないおしゃべり」などと使われます。
漢字で「取り留めの無い」と書き、「取り」は動詞「取る」の連用形で「手に持つ」「手に入れる」という意味、「留め」は動詞「留める」の連用形が名詞化した語で「動きをおさえること」という意味、「の」は接続詞、「ない」は打消しの意味の形容詞、「とりとめのない」で「おさえとどめられない」から転じて「しっかり定まらないこと」「はっきりした結論がないこと」になります。
「まとまりがない」とは?
「まとまりがない」の意味は以下の通りです。
1つ目は「複数のものが集まった状態で、統一されていない」という意味です。
2つ目は「ものとごの筋道が通っておらず、話に結論がないこと」という意味です。
「まとまりがない」の言葉の使い方
「まとまりがない」は形容詞として「まとまりがない集団」「まとまりがない話」などと使われます。
「まとまり」は動詞「まとまる」の連用形が名詞化した言葉で「ばらばらのものが統一のとれたひとかたまりになる」「ものごとの筋道が立って整う」「互いの意志を一致させる」という意味、「が」は接続詞、「ない」は打消しの意味の形容詞、「まとまりがない」で、「ばらばらのものの統一が取れてないこと」「ものごとの筋道が立っていないこと」になります。
「とりとめのない」と「まとまりがない」の違い
「とりとめのない」は「しっかり定まらない」「はっきりした結論がない」です。
「まとまりがない」は「ばらばらのものの統一が取れてないこと」「ものごとの筋道が立っていないこと」です。
まとめ
今回は「とりとめのない」と「まとまりがない」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。