この記事では、「仰る通り」と「ご認識の通り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「仰る通り(おっしゃるとおり)」とは?
「仰る」は相手の「言う」という行為に敬意を込めた尊敬語です。
したがって、目上の相手やビジネスシーンなどで用いられています。
「通り」には複数の意味が含まれていますが、ここでは「同じ状態」や方法であること」という意味を表し、「仰る通り」は「相手の言ったことと同じ状態である」という意味を表すフレーズになります。
「仰る通り」の使い方
「仰る通り」は敬語表現として使われています。
「ご認識の通り」とは?
まず、「認識」は「ある物事を知り、その本質や意義などを理解することやそういう心の働き」、「哲学において意欲や情緒と共に意識の基本的な働きの1つで事物や事柄の何であるかを知ることや知られた内容」を意味する言葉です。
「ご認識」は「認識」に尊敬を表す接頭辞「ご」をつけた敬語表現であり、相手の「認識」に対して敬意を込めた言葉となります。
したがって、「ご認識の通り」は「相手の理解してることと同じ状態であること」という意味を表すフレーズになります。
「ご認識の通り」の使い方
「ご認識の通り」は敬語表現として使われています。
「仰る通り」と「ご認識の通り」の違い
「仰る通り」は「相手の言う通り」という意味を表す敬語表現であり、「ご認識の通り」は「相手の理解している通り」という意味を表す敬語表現です。
「仰る通り」の例文
・『お客様の仰る通りでございます』
「ご認識の通り」の例文
・『お客様のご認識の通り、弊社では現在、8月31日を期限とした夏季限定のキャンペーンを開催しております』
まとめ
「仰る通り」と「ご認識の通り」はどちらも敬語表現です。
「仰る通り」は「相手の言う通り」という意味を表し、「ご認識の通り」は「相手の理解している通り」という意味を表すということでした。