「なのに」と「しかし」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「なのに」と「しかし」の違いとは?違い

この記事では、「なのに」「しかし」の違いを分かりやすく説明していきます。

「なのに」とは?

「なのに」とは「だけれども」「にもかかわらず」などのように「前に述べた事柄に対して、後から述べる事柄の内容が矛盾していることを示す語」を意味する言葉です。


「なのに」の使い方

「なのに」は接続詞として使われています。


「しかし」とは?

「しかし」には複数の意味が含まれています。

1つ目は「けれども」「そうではあるが」などのように「今まで述べてきた事柄に対して、それとは相反する内容を述べるときに用いる語」としての意味です。

2つ目は「それはそうとして」「それはともかく」のように「今まで述べてきた事柄から話題を転じるときに用いる語」としての意味になります。

3つ目は「それにしても」「何とまあ」のように「感情を込めて言い始めるときに用いられる語」としての意味です。

「しかし」の使い方

「しかし」は接続詞として使われています。

「なのに」と「しかし」の違い

「なのに」「だけれども」「にもかかわらず」のように前述した内容と矛盾する内容を後述するときに用いられる接続詞です。

一方、「しかし」「けれども」「そうではあるが」のように、「なのに」と同じような意味を含める他、「それはともかく」のように前述した内容から話題を転じるときに用いる語、「それにしても」のように感情を込めて言い始めるときに用いる語としての用法もあります。

「なのに」の例文

・『もう夏なのに、いまだに肌寒く感じる』
・『彼はもともと勉強が苦手なのに努力した結果、有名大学へ進学できた』

「しかし」の例文

・『しかし、状況を良くするためには悪いところを改善する必要がある』
・『しかし、趣味を始めたはいいが出費がかさむことになってしまった』

まとめ

「しかし」には複数の意味が含まれており、その中に「なのに」と同じ意味も包括されているということでした。

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