「根源」と「根元」の違いとは?分かりやすく解釈

「根源」と「根元」の違いとは?違い

この記事では、「根源」【こんげん】と「根元」【こんげん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「根源」とは?意味

問題が起きたとき、その原因の元となるところを「根源」【こんげん】といいます。

何か起きるということは、何かしらが原因になって起こるものであり、その根となる源を追求して調べれば起きた問題を解決する糸口が見つかるわけです。

「根源を絶つ」というときは悪い問題が起きて、それ以上状況が悪化しないようにするため一番元になった所を早く改善するようにします。


「根元」とは?意味

物事のおおもととなる部分を「根元」【こんげん】といいます。

物事が始まったそのスタート地点を指す言葉であり、一番初めの所を意味するわけです。

例えば、この火元となるのは台所で加熱された天ぷら油というように、その出来事の原因となった元を意味します。

主に、物事の一番の大本を考えて、そこから事件の真相を探っていくのが「根元」の意味になるのです。


「根源」と「根元」の違い

「根源」「根元」の違いを、分かりやすく解説します。

問題が起きたとき、原因となったその源は何かを考えるとき使うのが「根源」です。

悪いことが起きたとき、その恐ろしい源を断つことで、これ以上悪い結果にならないようにしたり、問題が二度と起きない状況にします。

もう一方の「根元」は、物事が始まった原因の一番初めという意味があり、「根」には「ねざすところ」「源」「川が流れ出るもと」といった意味がある言葉です。

「根源」の例文

・『流行り病の根源を絶つことが、世界に広めない注意点だ』
・『根源を封じ込める対策すれば、被害を最小限に抑えられる』

「根元」の例文

・『教授が学会で発表した研究結果を根元から否定する者が現れた』
・『村の閉鎖的な連鎖を断ち切るには、根元から変えることが必要だ』

まとめ

問題が起きたとき、その元になる部分を探ることが必要であるという意味の言葉を2つご紹介しました。

ほとんど同じ意味合いで使われていますが、使い方や使う場面に違いがありますので、自分なりに使い方を工夫してみるといいでしょう。

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