この記事では、「不適切」と「不正」の違いを分かりやすく説明していきます。
「不適切」とは?
「不適切」は「ふてきせつ」と読みます。
意味は、「その場の状況や、話題の対象となっている事柄に対しふささわしくない言動をすること」です。
相手への配慮が足りなかったり、状況から見てするべきでない行動をすることを表します。
「不適切」の言葉の使い方
「不適切」は名詞・形容動詞として「不適切だ・である」「不適切な発言」「不適切な関係」などと使われます。
「不」+「適切」で成り立っている語で、「不」は否定を表す語として「～でない」「～しない」「良くない・悪い」という意味、「適切」は「状況・目的などにぴったり当てはまること」「その場やものごとにふさわしいこと」という意味、「不適切」で「その場やものごとにふさわしくないこと」になります。
「不正」とは?
「不正」は「ふせい」と読みます。
意味は「誤りや偽りがあること」です。
その様にするべきことや真実ではなく、良くないとされることです。
「不正」の言葉の使い方
「不正」は名詞・形容動詞として「不正だ・である」「不正する・した」「不正入試」などと使われます。
「不」は否定を表す語として「～でない」「～しない」「良くない・悪い」という意味、「正」は「ただ(しい)」とも読み「間違いがない」「いつわりがない」という意味、「不正」で「間違いや偽りがあること」になりす。
「不適切」と「不正」の違い
「不適切」は「その場やものごとにふさわしくないこと」です。
「不正」は「間違いや偽りがあること」です。
「不適切」の例文
「不適切」の例文は以下の通りです。
・『コメンテーターが不適切な発言を繰り返す』
・『政治家が不倫を不適切な関係と表現する』
・『文章中の不適切な表現を削除する』
「不正」の例文
「不正」の例文は以下の通りです。
・『上層部の不正をあばく』
・『不正入試がバレて不合格になる』
・『試合で不正行為により退場になる』
まとめ
今回は「不適切」と「不正」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
