この記事では、「予算」と「概算」の違いを分かりやすく説明していきます。
「予算」とは?
「予算」は「よさん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある計画の為に、あらかじめ必要な費用を見積もること」という意味です。
2つ目は「国・地方公共団体のある会計年度における歳入・歳出の見積もり」という意味です。
3つ目は「あらかじめ数値などを考えておくこと」という意味です。
「予算」の言葉の使い方
「予算」は名詞として「予算を立てる」「予算を増やす・減らす」「予算案」などと使われます。
「予」は「あらかじめ」「前もって」という意味、「算」は「数える」「計算する」「見込み」という意味、「予算」で「前もって見込んでおく金額」になります。
「概算」とは?
「概算」は「がいさん」と読みます。
意味は「金額に大体の目安を付けるために、ざっくりと見積もって結果を出すこと」です。
ある計画について大体幾らぐらい必要なのかを見る為に、大まかな数字で表すことで、端数は省略されることが多くなります。
「概算」の言葉の使い方
「概算」は名詞として「概算を出す」「概算で見積もる」「概算請求」などと使われます。
「概」は「ならして一様にする」「おおむね」「だいたい」という意味、「算」は「数える」「計算する」「見込み」という意味、「概算」で「大体の金額をならした形で見込むこと」になります。
「予算」と「概算」の違い
「予算」は「前もって見込んでおく金額」です。
「概算」は「大体の金額をならした形で見込むこと」です。
「予算」の例文
「予算」の例文は以下の通りです。
・『来年度の予算案が承認される』
・『予算の関係で社員旅行は日帰りになる』
・『今月の小遣いが予算オーバーする』
「概算」の例文
「概算」の例文は以下の通りです。
・『修理金額を概算で見積もりする』
・『概算で来年度の人件費は5千万ほどになる』
・『海外コストを概算計上する』
まとめ
今回は「予算」と「概算」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。