この記事では、「設定保育」と「部分保育」の違いについて紹介します。
設定保育とは?
設定保育とは保育士が指導案を考え、そのねらいに沿って保育を進めていく指導方法のことをいいます。
クラスの全員が同じ活動を行います。
一斉保育と呼ばれることもあり、子どもの集団意識を高めたり協調性を育んだりするのに役立ちます。
設定保育と比較されることが多いのは自由保育で、自由保育は子どもが主体となり好きなタイミングで好きな遊びを行うものです。
その場合、保育士は適切な環境づくりを行います。
設定保育は、幼稚園や保育園などで取り入れられています。
設定保育の活動は様々で、運動遊びや制作、音楽などがあります。
夏に行うことの多いプール遊びも設定保育の1つに取り入れられています。
設定保育では、月齢や年齢に合った活動をすることが重要です。
部分保育とは?
部分保育とは、保育園の1日における決まった時間だけを保育学生が主体となり保育を担当することをいいます。
部分実習と呼ばれることもあります。
部分保育で行われる活動は様々です。
絵本や紙芝居の読み聞かせをしたり、ピアノを使って弾き歌いをしたり、ゲームなど集団遊びをしたりします。
絵本や紙芝居の読み聞かせは、保育園では欠かせない活動の1つです。
保育学生が自らその内容を考え、子ども達を指導します。
部分保育では保育学生以外に保育士もその場にいますが、主体となるのは保育学生です。
保育士は保育学生や子ども達を見守る立場になります。
設定保育と部分保育の違い
部分保育は保育学生が1日の決まった時間を担当する保育実習で、設定保育を行うこともあります。
設定保育は、保育実習以外にも日常的に保育園や幼稚園の活動で取り入れられています。
まとめ
保育士が指導案を考えて保育を進めていく指導方法が設定保育で、部分保育は保育学生が決まった時間の保育を担当するものです。
部分保育で設定保育が行われることもあります。