この記事では、「接待」と「賄賂」の違いを分かりやすく説明していきます。
「接待」とは?
接待は、せったいと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、人と会うやつなぐといった意味の接の漢字に、もてなすとか、まつといった意味がある待の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ接待は、客をもてなす事や、茶湯を振る舞うといった意味を表すのです。
「接待」の言葉の使い方
接待は、お客にもてなしをする、といった意味の言葉となっています。
食事をご馳走したり、ゴルフでわざと負けたり、お客の気分が良くなる様に、もてなす事に対して、この接待という言葉が使用されているのです。
「賄賂」とは?
賄賂は、わいろと読むのが正しい読み方となっています。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、便宜を得るために不正に贈る金品といった意味を持っている賄の文字に、手づるを通し贈る金品といった意味を有する賂の文字を付け加える事で完成した言葉です。
以上の事から賄賂は、不正な目的で贈る金品や、不法な方法で得る報酬といった意味を示します。
「賄賂」の言葉の使い方
賄賂は、不正な形で贈る金品や得る報酬といった意味の言葉として用いられているのです。
基本的に、不正な手段で渡したり渡された金品に対して、この賄賂という言葉が使用されています。
「接待」と「賄賂」の違い
接待と賄賂の漢字表記を見比べれば、使用されている漢字や読み方が全然違う言葉同士だと気付く事が可能です。
所がどちらも、相手の機嫌を取ろうとする行為に関連した言葉として使われる事があります。
ただし接待は、食事を振る舞う等して相手をもてなす行為を表すのです。
一方の賄賂は、不正な手段で贈る金品や、逆に受け取る金品を示します。
まとめ
2つの言葉は、使用されている漢字や読み方はまるで違うものの、示す意味合いには幾分似ている所があるのです。
ですが接待は、良好な関係を築くために客をもてなす行為に対して、使われる言葉となっています。
対する賄賂は、不正に相手に渡す金品や不法に渡される金品といった意味で用いられる言葉です。