昭和の時代に「親衛隊」といえば、アイドルの追っかけの中でも常に側にいて他のファンから守る役目がありました。
その人たちの独特の応援方法が、「オタ芸」となったわけです。
この「親衛隊」とはどう言う意味でしょうか。
「近衛隊」とはどう違うのでしょうか。
この記事では、「親衛隊」と「近衛隊」の違いを分かりやすく説明していきます。
「親衛隊」とは?
「親衛隊」とは、君主あるいは同等の人の近くにいてその人を守る役割を持つチームのことです。
名前の通り「親しい位置にいて、衛る」と言う意味があります。
英語では、「bodyguard」が近いですが、日本語の「ボディガード」よりはもっと公式なものです。
「近衛隊」とは?
「近衛隊」とは、君主あるいは同等の人のそばでその人を守る役割の人たちのことです。
「近衛」というのは、「親衛」と同じように、君主の「近くにいて衛る」という意味があります。
英語では、「royal guard」あるいは「imperial guard」と言います。
「親衛隊」と「近衛隊」の違い
「親衛隊」と「近衛隊」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、どちらも君主やそれに準ずるような人を護衛するチームという意味では同じで、多くのシチュエーションで特に違いを意識することなく使われています。
しかし、日本のケースでは明確な違いがあります。
それは、君主の護衛をするのが「近衛隊」で、君主以外の元首の護衛をするのが「親衛隊」という区別です。
したがって歴史的には天皇の護衛をするのが「近衛隊」でした。
まとめ
この記事では、「親衛隊」と「近衛隊」の違いを、解説してきました。
世界的に見ても「近衛隊」や「親衛隊」呼ばれるような組織は多く、女王の国だった英国にはかなりの数の「guard」の部隊が勤務していますが、その中でも女王や王の側に居ることができたのはその中のほんの一握りで「Sovereign’s Bodyguard」と呼ばれています。