「舎弟」と「子分」の違いとは?分かりやすく解釈

「舎弟」と「子分」の違いとは?違い

ヤクザやチンピラのしたっぱの呼び方として「舎弟」「子分」があります。

この2つはどのような違いによって区別されているのでしょうか。

今回は、「舎弟」「子分」の違いを解説します。

「舎弟」とは?

「舎弟」とは、「弟に当たる人」を指す言葉です。


「舎弟」の使い方

きょうだいのうち自分より年下の男性を「弟」といいます。

「舎弟」は弟にあたる人を指す言葉で血の繋がった実の弟や結婚により関係が結ばれた義理の弟のほか、兄弟の絆を結んだ年下の男性に対して用いられる要件です。

一般的には杯で結ばれる絆として関係を結んだ弟分に対して用いられる表現で、任侠の世界でよく使われます。

自分より後に組織に加盟したものや後輩として面倒を見ているものなど弟のように面倒を見ている相手が「舎弟」です。


「子分」とは?

「子分」とは、「支配下にある下の人間」を指す言葉です。

「子分」の使い方

上下関係において支配する立場の者を親分という時、非支配者にあたる下の立場が「子分」になります。

親分に付き従う部下や手下を表し、配下として命令に従ったり指図を聞いたりする下の人間を指す言葉です。

上品な言い回しではなく一般的には任侠や極道などの組織における上下関係に対して用いられる表現です。

盗賊団や強盗団のようなならず者に対しては「子分」という表現を使いますが、きちんとした組織で「子分」ということはありません。

「舎弟」と「子分」の違い

兄弟の間柄における弟が「舎弟」、上下関係における部下が「子分」です。

任侠の世界ではトップに立つ人間のことを親分と言いますが、親分の下につく組織の構成員が「子分」で構成員同士の中で先輩から見た後輩が「舎弟」に当たります。

「舎弟」の例文

・『舎弟ができる』
・『舎弟の教育は兄貴分の責任だ』

「子分」の例文

・『8000人の子分がいる』
・『子分からはとても信頼されている親分だ』

まとめ

「舎弟」「子分」は全く異なる意味に使われている言葉です。

それぞれの言葉の意味を正しく理解して使い分けてください。

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