物事の真実や真偽を明らかにする時に使う方法には「検証」や「証明」があります。
この記事では、「検証」と「証明」の違いを分かりやすく説明していきます。
「検証」とは?
「検証」とは物事を自力で調べたり、様々な証拠を探すことで明らかにする時に使う言葉です。
「検証」は仮説に対応使うことが多いのですが、これ以外には警察などの捜査機関が事件の証拠を直接出向いて調べる時にも使います。
この意味で使われる言葉としては「現場検証」が有名であり、証拠品を探したり科学的な鑑定するのが特徴です。
「証明」とは?
「証明」とは物事の真実や真偽、判断などに対して証拠を用いて明らかにする時に使う言葉です。
「証明」は科学的な検査や鑑定から、数学や論理学による概念的なものに対して使うことも可能です。
人間は世界における様々な法則を「証明」してきましたが、それでも「証明」されていない事実や法則が存在しており、様々な学者や研究者がこれに挑んでいます。
特に宇宙に関する法則の「証明」は達成されていないものも多く、これを解明することで宇宙の謎が解けるとして注目されています。
「検証」と「証明」の違い
「検証」は物事を自力で調べて様々な証拠を探すことを示す言葉であり、これによって得られた証拠は様々な場面で使われます。
「証明」とは物事の真実や真偽などに対して証拠を用いて明らかにする時に使う言葉です。
この2つは科学的な方法を用いることが多いのですが、「証明」はこれ以外にも論理学や数学などの概念的な問題を解く時にも使います。
「検証」の例文
・『警察の現場検証によって大きな証拠が見つかりました』
・『科学的な検証の結果、その薬は効果がないことが分かった』
「証明」の例文
・『その数式の証明は未だに解かれていません』
・『探偵は真犯人のトリックを鮮やかに証明してみせました』
まとめ
「検証」は自力で証拠を探して証明することを示す言葉であり、「証明」は証拠を用いて真実や真偽を明らかにする時に使う言葉です。