「鉄火場」と「忙しい」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「鉄火場」と「忙しい」の違いとは?違い

この記事では、「鉄火場」「忙しい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「鉄火場」とは?

激しいと驚くほど人々が戦っている場所を「鉄火場」【てっかば】といいます。

昔は人が多く出入りしては金を賭ける熱気を感じた賭博場を指しました。

それほど人々が熱気ある行動している場所であり、火を使う鍛冶場を指す言葉でもあるのです。

現在では製銅所を指し、熱い火に鉄を溶かして固める場所は熱く、ときに道具でカンカンと叩いて成形していきます。


「忙しい」とは?

人の気持ちに余裕がないほど色々なことをやっている状況を「忙しい」【いそがしい】といいます。

「熟睡できないほど忙しい」というように、たくさんの仕事を考えるほど寝られない状態を表すのです。

また、「資金を回収するのに飛びまわって忙しい」というように、休憩している暇もないほどやるべき事が多い状況を表します。

このように、何度も同じ行動を繰り返したり、落ち着いていられない状況を指す言葉です。


「鉄火場」と「忙しい」の違い

「鉄火場」「忙しい」の違いを、分かりやすく解説します。

人々が集まって激しく戦う戦場や、鉄を流して農具や柱に成形する製銅所を「鉄火場」といいます。

また、賭博場といった賭け事する場所はお金を儲けたいと思う人々が集まって夢中になる熱気溢れた場所でもあるわけです。

もう一方の「忙しい」はひっきりなしにバスが行き来して乗客を乗せ、活気があるほど動き回る様子を指します。

「鉄火場」の例文

・『従業員が朝から忙しく仕事する新聞会社は鉄火場のようだ』
・『鉄火場のごとく人々の熱気を感じる金融市場は活気がある』

「忙しい」の例文

・『彼氏を食事に誘ったが、忙しいと断るので友人を誘った』
・『ここ1週間、家にも帰れないほど工場での製造作業が忙しい』

まとめ

人が落ち着いて食事ができないほど動きが激しい状況を表す言葉を2つご紹介しました。

どのように忙しく動いている状況で使えばいいか調べてから使いこなしてみましょう。

違い
違い比較辞典