「主張文」と「意見文」の違いとは?分かりやすく解釈

「主張文」と「意見文」の違いとは?違い

作文の種類として「主張文」「意見文」があります。

この2つはそれぞれどのようなもので何が違うのでしょうか。

と今回は、「主張文」「意見文」の違いを解説します。

「主張文」とは?

「主張文」とは、「自分の考えを主張し他の人の共感や賛同を得ることを目的に書かれた文章」を指す言葉です。


「主張文」の使い方

自分の抱いた想いや考えを伝えるだけでなくその考えを多くの人に知ってもらい共感や賛同を引き出すことを目的にした文章を指します。

主張を発信するための文章であり人への影響力を目的にしているのが特徴です。

考えや気持ちを羅列するだけでなく他の人の心に届くよう表現を工夫したり内容を絞り込んだりと言った技術が求められます。


「意見文」とは?

「意見文」とは、「自分の意見をまとめた文章」を指す言葉です。

「意見文」の使い方

ある事柄についての考えや思いのことを「意見」といいます。

自分がその事柄についてどう思っているのか、どんな考えを抱いているのかをまとめて文章にしたものが「意見文」です。

個人の感想や考えをまとめた文章であり内容の是非は問いません。

世間から認められるものであっても共感を得られないようなものであっても個人の意見としてまとまっていれば「意見文」になります。

「主張文」と「意見文」の違い

対外的に発信し人に影響を与える目的で書かれるのが「主張文」、人への影響を考えず発信するのが「意見文」という違いで区別されます。

「主張文」は読んだ人がどう思うのかが重要なのに対し、「意見文」は読んだ人がどう思うかにかかわらず意見を述べることを重視しています。

「主張文」の例文

・『主張文を書き上げる』
・『主張文の反響は思ったよりも大きかった』

「意見文」の例文

・『素直な感想で意見文を書く』
・『思いのままに意見文を書き上げる』

まとめ

「主張文」「意見文」ははっきりとした基準で区別されます。

それぞれの正しい書き方を理解して区別してください。

違い
違い比較辞典