「教条主義」と「原理主義」の違いとは?分かりやすく解釈

「教条主義」と「原理主義」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「教条主義」「原理主義」の違いを分かりやすく説明していきます。

「教条主義(きょうじょうしゅぎ)」とは?

「教条主義」とは、「現実や状況を考慮せず、特定の原則や原理に固執して、応用の利かない思考や態度」を意味する言葉です。

「教条主義」は英語で“dogmatism(ドグマティズム)”と訳されます。


「教条主義」の使い方

「教条主義」は名詞として使われています。


「原理主義(げんりしゅぎ)」とは?

「原理主義」には以下の意味が含まれています。

「キリスト教において、聖書の正当性を信じ、聖書に記されている内容を歴史的事実として認識する信仰上の立場」 ・上記の意味から転じて「教典や教義を忠実に解釈し、実践しようとする思想や運動」「一般的に、基本的な原理原則、理念を厳守しようする立場」「原理主義」の類義語には、キリスト教における意味としては「根本主義(こんぽんしゅぎ)」「ファンダメンタリズム」があります。

「原理主義」の使い方

「原理主義」は名詞として使われています。

「教条主義」と「原理主義」の違い

「教条主義」「特定の原理原則などに固執して応用や融通が利かないこと」という意味を指し、批判的かつネガティブなニュアンスが含まれていると言えます。

対して、「原理主義」とは「キリスト教の教えや基本的な原理原則を信じて、遵守しようとすること」という意味を表し、批判的かつネガティブなニュアンスは含まれません。

「教条主義」の例文

・『彼は家賃の高いところに引っ越せば、給料は自ずと上がっていくという教条主義である』

「原理主義」の例文

・『イスラム原理主義者による過激な運動に対して、批判が巻き起こっている』

まとめ

「教条主義」とは、「現実や状況を考慮せず、特定の原則や原理に固執して、応用の利かない思考や態度」を意味する言葉です。

「原理主義」「キリスト教において、聖書の正当性を信じ、聖書に記されている内容を歴史的事実として認識する信仰上の立場」「一般的に、基本的な原理原則、理念を厳守しようする立場」などの意味を含める言葉です。

「教条主義」は批判的かつネガティブなニュアンスを含みますが、「原理主義」には含まれません。

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