日本が欧米の企業に追いつこうと必死にがんばって働いていたころ、「外資系企業」というのは憧れでした。
「日系企業」の社員が朝早くから夜遅くまで働いているのを横目に、「外資系」の社員たちはアフター5を仲間とおしゃれなバーで過ごしていたといわれています。
この記事では、「外資系企業」と「日系企業」の違いを分かりやすく説明していきます。
「外資系企業」とは?
「外資系企業」とは、文字通り「外資によって設立された企業」のことを表す言葉です。
多くの場合は、欧米の企業の日本法人や日本支部等の会社であり、管理職の多くが現地から派遣されてきています。
「日系企業」とは?
「日系企業」とは、文字通り「日本で設立された企業」のことであり、前述の「外資系企業」という言葉に対するものとして位置づけられた言葉です。
経営者が日本人であり、伝統的な日本的の考え方に基づいて企業活動を行っている会社と考えられています。
「外資系企業」と「日系企業」の違い
「外資系企業」と「日系企業」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの企業に特徴的な相違があるのでしょうか。
まずは、評価に関して「外資系企業」は「能力主義」で、「日系企業」は「年功序列」とよく言われますが、30年前ならまだしも、現代においてはこれは正しくはありません。
どんな企業であろうと能力がないものを評価していたら会社が存続できないことは自明なので、「年功序列」は幻想にすぎません。
働き方に関しては「外資系」が「自主性」を、「日系」が「協調性」を求めるというのも、正しくありません。
「自主性」だけで仕事が回るのはほんの一握りの特殊な人たちだけで、多くの優秀な人は「外資系」であろうが「日系」であろうが両方をうまく使い分けている人です。
これだけ見ただけでもわかるのは、「外資系」でも「日系」でも働く人に求められるのは同じということです。
あえて、違いがあるとすれば、純粋に文化的な違いだけでしょう。
まとめ
この記事では、「外資系企業」と「日系企業」の違いに関して説明してきました。
ここまで解説したように、企業ではたらくサラリーマンはどんな企業でも、自分の能力を最大限に発揮して、チームで協力して確実に結果を出す人です。
そこに国籍や社長の人柄は関係ありません。